宮古島、そして沖縄本島へ

20日から仕事で宮古島、その後、沖縄本島へと出かけてきた。今回は朝4時に取材スタートする日があることがわかっていたため、私は用心して、薄手のセーターや重ね着用コットンのカットソー、そして腹巻き3種をスーツケースに詰め込んで旅立った。いくら宮古島といえども、1月だもの、肌寒いに違いない。そう決めつけて。

 

しかし、甘かった。那覇空港に降り立つと、もわぁっとした生ぬるい空気が私を包んだ。ロビーにはTシャツ姿の人も。そしてさらに南下した宮古島は、完全に春。心地よい4月を思わせる風がそよぐ、素晴らしく快適な気候だったのだ。感動的だったのは、その海の色。滞在期間中は時折小雨がパラつく日もあったけれど、どんな天気でも、海の色は抜群に美しい。コバルトブルーとペパーミントグリーンの海原から、波の白いレースが寄せては返す浜辺の、白くこまやかな砂のやわらかいこと!リタイアしたら12月〜3月は、南の島に住みたいと心底思った。

 

今回の取材では体験できなかったが、宮古島ではその昔、パパイヤの根っこを食べていたのだそうだ。もちろん、奄美大島同様、蘇鉄も食べていた。しかし、蘇鉄が貧しさ故だとしても、パパイヤの根っこはそうとは限らないそうだ。それほど美味しいのだとか。次回はぜひ、Nさん手製のパパイヤの根っこ料理を食べてみたい。

 

以下は今回の旅の写真。クリックしてください。上から順に、「宮古島下地地区の前浜にて。向こうに見えるのは栗間島」「宮古島は池間島とも橋でつながっている。右に見えるのが池間大橋」「池間島の中心部には渡り鳥が集まる湿地帯があった」「沖縄本島読谷にある“やちむんの里”近くにある店で沖縄そば500円を頼んだら、なんとフーチバジューシー(よもぎの炊き込みご飯)までついてきた!」「読谷で見た城(グスク)跡。曲線の造形がいかにもゆるい」「名護の市役所は寒緋桜が咲いていた。デザイン性の高い市庁舎には表情もさまざまなシーサーが何体も据えられている」「首里の金細工師・またよしさんの工房にて。房指輪とジーファー(かんざし)を持っている私は、今回は、月桃の葉をモチーフにしたネックレスを分けていただいた」「那覇市内のモノレールに初めて乗った。空中散歩はかなり快適!」